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ブラ西楽寺

現在の西楽寺には、江戸時代の頃の目立つ痕跡が少ないのですが、古文書は市内で最も多く残されています。古文書の解読により、西楽寺の歴史だけではなく、袋井市の様々な歴史も解明されています。西楽寺の研究は、現在新たに考古学の視点も取り入れ、研究・考古学の両面から行われています。本講座はその両分野の研究者と共に、江戸時代の絵図を片手に西楽寺とその周辺を歩きながら学ぶことができます。西楽寺の魅力を再発見しましょう。


日時:2025年11月15日(土)※(雨天時11月16日(日))

集合時間:13時30分

集合場所:西楽寺本坊客殿

受講料:無料

講師:杉山侑暉・寺井崇浩


※注意事項※

本講座はフィールドワークです。実際に歩きながら学ぶ講座の為、当日は歩きやすい格好で飲み物などもお持ちになりお越しください。


西楽寺講座

4月13日(日)、西楽寺講座「西楽寺の平安仏」が開催されました。講師は浜松市美術館の学芸員で袋井市文化財保護審議会の委員を務める島口直弥氏です。今回の講座では浜松市美術館の展覧会「みほとけのキセキ」(2021年)、「みほとけのキセキⅡ」に出陳された平安時代製作の仏像について、庫裏での講話、薬師堂と本堂での実物を前した作品解説を実施していただきました。


講話では、本堂の阿弥陀如来及び両脇侍坐像(平安時代〈12世紀〉・静岡県指定文化財)、薬師堂の薬師如来坐像(平安時代〈12世紀〉・静岡県指定文化財)と日光・月光菩薩立像(平安時代〈11~12世紀〉)について、その造形的なよさや美しさ、歴史的・文化的な意味、学術的な価値について、遠州地域や全国各地の同時代の作例との比較を交えながら解説がなされました。


西楽寺講座

薬師堂では、中尊の薬師如来坐像と左右の日光・月光菩薩立像の法量や作風、構造の違いから、この3躯は製作当初の一具ではないことが、実物を前に解説されました。参加者の方々は、いわゆる定朝様式を踏襲し、誇張を抑えた体躯の薬師如来坐像と、一木造りで量感があり、薬師如来坐像よりも100年近く製作時期が遡る日光・月光菩薩立像の造形を比較しながら確認していました。


西楽寺講座

本堂では、阿弥陀如来及び両脇侍坐像の眼に水晶を嵌入する玉眼の技法が用いられていることが解説されました。島口氏がライトで像の面部を照らすと、眼がキラリと輝いて見え、水晶が嵌入されていることがよく分かりました。玉眼の技法は早いものでは平安時代後期から用いられる例がありますが、多くは鎌倉時代以降の作例だそうです。西楽寺の阿弥陀如来両脇侍坐像が平安時代後期としては先進的な作例であった可能性に触れ、参加者の方々も興味深く見入っていました。


講座当日は生憎の大雨となってしまいましたが、20人を超える方々にご参加頂くことができました。この講座をきっかけに、西楽寺の平安時代の仏像への興味・関心、愛着を高めて頂ければ幸いに存じます。



  • sairakuji
  • 3月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:4月28日


写経

3月28日に、西楽寺本坊客殿にて【金泥写経】の体験を、

森町にある《高平山 遍照寺》の組谷住職に行っていただきました。


普通の墨汁での写経も普段筆や墨を使っていないと難しく感じるのですが、今回は「金泥写経」の体験を参加者の8割が初体験しました。


墨汁は水に完全に墨が溶け込んでいるのですが、金泥の場合「金(今回は代替品)」を水に溶かして、そこに「膠(にかわ)」を混ぜて行う為、書くというよりも置いていく、乗せていくという様な形に近く、なかなか思う様に書く事に苦労していました。



2〜3時間くらい書き終えるのに時間がかかるというお話でしたが、始めるまではそんなに長くかかるのだろうかと感じておりました。

しかし、実際に書き始めると思った様に書き進める事ができず、気がつくと1時間が経ち、2時間が経ちと、あっと言う間に時間が経っていきました。


終えてみると、とても達成感がありましたが、もっと上手く書きたいという欲も出てきました。

そうやって楽しく書くことも大切かと思いますが、いずれは写経をする事で心を洗い、自分自身との対話を行ったり出来たらよいなと感じました。


写経・写仏

次回は、3月23日(日)の14:00〜17:00、西楽寺本坊客殿にて行います。

西楽寺の「自然」と「仏様」を感じられる空間で、「写経・写仏」体験をしてみませんか?

真言宗智山派 安養山西楽寺

〒437-0122 静岡県袋井市春岡384 TEL:0538-48-6754 FAX:0538-48-6261

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